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メルマガ第6回 犬の老化について

2011.03.02

こんにちは。今回は犬の老化について皆さんと一緒に考えたいと思います。

 うちの実家の愛犬ハナちゃん(雑種、♀避妊済、15kg)も、12月15日で13歳…。老化が目に見えて出てきました。顔の周りの毛が白くなり、食欲はあるけれど痩せてきました。足取りも『よっこいしょ』と、いう声が聞こえて来そうな時があります。昔は、雷なんて気にする事がなかったのに、最近は、強風の音でさえ怖くて足が震えるなどの行動変化が見られています。実家に帰る度にこういう変化を見ると、なんだか涙が出そうになります…。
 

 しかし、ここで冷静に考えてみなくてはなりません。まず、老齢になった我が子(我がワンコ)に、何ができるかということです。簡単なことで構いません。我が家では関節の衰えに対応出来るよう食器の位置を高く設置したり、季節に合わせて体温の保持がしやすいように工夫しています。散歩の時間にも気をつけてもらっています。視力も低下してきているのでむやみに家具の配置を変えるなどは避けています。
また、痩せてきたことが本当に老齢性変化なのか、それとも病気なのか、と言うことを考える必要があります。行動変化も脳の衰えで片付けてよいものか、脳の疾患に関係していないか・・・。単純に目に見えて出てくる変化を全て‘老齢’のせいにしてしまうのは危険です。『うちの子に限って病気にはならない』と、思い込みたい気持ちを抑え、やはり、きちんと向き合わなくてはなりません。

 老化で済ませていた変化が、実は病気だったということは大いにあります。愛犬は自分で『最近ちょっとしんどいの…』『ここが痛いです…』など、自分で話すことが出来ません。飼い主様が見ていて、何も症状が無いと思われるうちから定期的に健康診断(若いときは最低年1回、老齢では最低年2回くらいを目安に)に行くことをお勧めします。また、愛犬と共に過ごすようになったときから(特に愛犬が老齢に差し掛かったら)家族会議は非常に重要です。何が愛犬にとって1番なのか、家族で統一した考えを持つことって、すごく大切だと痛感しています。

 

(獣医師 神吉紀子)